【体験談】VEGESTORYのグリーンルイボスティーを飲んでみた

「グリーンルイボスティー」のパッケージ画像
  • グリーンは、非発酵タイプ
  • フラボノイドが発酵タイプの約10倍
  • アスパラチンが発酵タイプの約40倍
  • ノンカフェイン

「VEGESTORY(ベジストーリー)」のグリーンルイボスティーを飲んだ感想です。

VEGESTORYは、関西鉄工株式会社が展開する健康推進活動の名称で、同名のサイトもあります。

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「グリーンルイボスティー」の飲み方と感想

グリーンルイボスティーの袋内画像

袋の中には、ティーバックが入っています。

1包2g×10包あり、ティーカップなら1包で1~2杯分になります。

ルイボスは、南アフリカのケープタウンの北に広がるセダルバーグ山脈一帯で栽培されているマメ科の植物です。

乾燥していて、30度以上の温度差があって、高い場所を好む植物なので、セダルバーグ山脈以外での栽培は失敗しているそうです。

厳しい環境でしか育たないなんて、マゾ気のある植物ですね……。だからこその栄養価とも言われていますが。

ルイボスが育つ地は、世界でも西ケープ州のセデルバーグ(Cederberg)山脈一帯だけだ。この乾燥した砂だらけの土地では、植物はほとんど育たない。ルイボスだけが繁茂し、土壌中の微生物と共生している。これまで、オーストラリア、米国、中国でルイボスの栽培が試みられたが、いずれも失敗に終わっている。

引用元:ルイボスティーが飲めなくなる?気候変動でルイボス消滅の危機 南ア:AFPBB News

 

飲み方

ティーバックの画像

ティーカップで飲む場合は、ティーバックを入れ、沸騰したお湯を注ぎ、2~3分ほど蒸らしてから飲みます。

ティーポットを使う場合も同様です。

 

感想

ルイボスティーの画像

ティーバックを入れて数秒後に撮ったのが、上の写真です。もう充分に色がついていますね。

蒸らしても、そんなに色は変わりません。

お湯を入れてすぐに、ふわっと良い香りが広がりました。

飲むと、驚くほどクセがありません。というか、ほとんど味がしない……。漂う匂いに比べ、自己主張が少ない味です。

苦味も甘みも、ほとんど感じません。私の舌が、おかしいのでしょうか?

ただ、白湯とは違って、確かなお茶としての風味があります。何とも、不思議な感じ……。過度な味がないことで、ナチュラルな感じもしますが。

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保存方法

パッケージ裏の画像

保存方法は、高温多湿・直射日光を避け、移り香に注意し、チャックを閉めて冷暗所に保存とあります。

保存状態が、悪かったような気がしないでもない……。

あと、賞味期限が早い。他社の発酵タイプは、製造から2年ほど持ちます。

 

他社製品との比較

グリーンルイボスティーの葉の画像

非発酵がグリーンルイボスティーで、紅茶のように発酵させたのがルイボスティーらしいです。

上の写真は、グリーンルイボスティーのもの。発酵させていないので、緑色の茶葉が見えますね。発酵させると赤くなり、フルーティーな香りになります。

香りを楽しむなら、発酵させた方がいいですが、栄養素的には非発酵に軍配が上がるようです。

具体的には、フラボノイドが発酵タイプの約10倍、アスパラチンが発酵タイプの約40倍。ノンカフェインなのは、非発酵・発酵関係ありません。また、タンニンも少なめ。

フラボノイド

ポリフェノールの一種。

ポリフェノールという大枠の中に、フラボノイドがあって、そのフラボノイドの枠の中に、アントシアニンなどがある。そんな感じ。

ポリフェノール

ポリフェノールは、植物が光合成する際にできる物質の総称。カテキン、イソフラボン、カカオポリフェノールもポリフェノール。その種類は5,000種以上。よく言われている効果は、抗酸化作用。

アスパラチン

フラボノイドの一種。フラボノイドは、ポリフェノールの一種。

非発酵型ルイボスに含まれる特異の成分で、血糖値の上昇を抑制、糖尿病予防、酸化ストレスを抑制する効果があると言われています。

タンニン

ポリフェノールの一種。渋み成分。

カテキンなどが多数重合したもので、お茶の類に含まれています。鉄分の吸収に影響するという説があり、避けられる傾向も……。それを否定する論文もあります。

茶系飲料の投与は、鉄の投与水準にかかわりなく、ヘモグロビン、血清鉄、TIBC、臓器鉄濃度、鉄の見かけの吸収率のいずれに対しても影響を及ぼさなかった。

引用元:緑茶系飲料の投与がラットの鉄および亜鉛栄養状態に及ぼす影響

カフェイン

アルカロイドの一種。

軽い覚醒作用、利尿作用、解熱鎮痛作用があります。とはいえ、個人差も大きいです。

 

発酵による違い

ルイボスティーの画像
ルイボスティーの画像

上の写真は、ティーライフで購入した「プレミアムオーガニック ルイボスティー」との比較です。上段が茶こしで煎れたグリーンルイボスティー。下段がティーライフのルイボスティーです。

写真の写りに差があるので、比較しづらいですね。まぁ、色は近い気がしますけども……。

 

コスパの差

ティーライフの「プレミアムオーガニック ルイボスティー」は、1,000円で50包のティーバックが入っています。プレミアムオーガニックじゃない、ノーマルなルイボスティーも同じ価格で、そちらは100包も入っています。

VEGESTORYのグリーンルイボスティーは、30包入りのもので2,000円になります。

1包あたり10円の商品と、1包あたり67円の商品になるので、仮に栄養素が約10倍とすると、コスパ的な栄養素の差は、3倍くらいでしょうか。

約10円のティーバックで摂れる栄養素を1とした場合、その10倍なので約70円のティーバックは10。約10円のティーバックを70円分飲むとすれば、単純に×7という計算です。70円分飲んでも埋められない差は、3ということ。

 

ティーライフのルイボスティー

ティーライフのルイボスティーの方が、香りは強かった気がします。「おばあちゃんの家」みたいな匂いです。

独特な味わいですが、こちらもクセは強くありません。それでも、VEGESTORYのグリーンルイボスティーに比べれば、味があります。

でもって、薄めに淹れると甘みを感じます。

 

まとめ

ルイボスティーを調べると、「妊活」という単語が出てきます。

ルイボスティーが持つ特有の成分に、その効果があると思われているからでしょう。妊娠中はカフェインを避けたい、鉄分やミネラルの吸収を阻害するタンニンは控えたい。でも、お茶は飲みたいし、できれば栄養も……。だから、ルイボスティーなのかも。

でも、タンニンの吸収阻害に関しては、否定する論文もがありますし、特有の成分に関しても、珍しいことではありません。ポリフェノールは5,000種以上あるので、飲食に利用されている植物の数だけあると思った方がいいです。そういう意味では、特有の成分という文句に、過剰に煽られる必要はないでしょう。

個人的には、どこのルイボスティーも、トイレが近くなるので、そんなに量は飲めません。

摂取するべき栄養素に関しては、下記リンク先で書いています。

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