「夕顔」の栄養
写真は、8月初旬に撮影した「夕顔」です。
大きさがわかりやすいように、ビニール傘を並べています。
この夕顔は、近所の人か親戚かは忘れましたが、貰いものになります。くれた人の家で育てていたものでしょう。
私の地元では、こうしたプレゼントは珍しくありません。プレゼントと言っても、物々交換に近いところがあります。
Aさんの家では大根を育てている。収穫時期になると、大量の大根を取り、毎日のように大根が食卓に……。
Bさんの家では白菜を育てている。収穫時期になると、大量の白菜を取り、毎日のように白菜が食卓に……。
この場合、AさんがBさんに大根を、BさんがAさんに白菜をあげると、Win-Winですね。つまりは、そういうことです。
返す作物が無い場合、ビールなどを返す人もいます。
「夕顔」の栄養と種
夕顔は、かんぴょうの原料です。
かんぴょうは、夕顔を紐状に剥いて、乾燥させたもの。巻き寿司の具、昆布巻きを巻いているアレです。
食品成分表に載っているのも、かんぴょうのとしてのもの。
ということで、かんぴょうとしてのデータを見ます。
「かんぴょう」の栄養価
カロリーは、食品成分表を使って計算されています。
栄養価も、そちらを参考にしているはずなので、大元のデータである文部科学省の食品成分表を参考にしました。かんぴょうの分類は「野菜類」です。
「06056」「06057」という食品番号で探した方が、見つけやすいはず。
かんぴょうの成分
かんぴょうは、「乾」「ゆで」で栄養価が違います。
このページでは、「ゆで」の成分を見ていきます。以下は、可食部100gあたりの数値です。
- エネルギー:28kcal
- 水分:91.6g
- たんぱく質:0.7g
- 脂質:0g
- 炭水化物:7.2g(単糖当量:3.5g)
- 食塩相当量:0g
- 硝酸イオン:0.1g
硝酸イオンは、野菜の成分表の備考欄に記載されています。よく見る数値の1つです。
「ゆでる」ことや「漬ける」ことで、野菜に含まれる硝酸イオンを減少させることができます。
引用元:調理と硝酸イオン:農林水産省
夕顔の種
たぶん、夕顔の種です。
家族が干していたので、撮影してみました。
「夕顔」の感想
夕顔は、かんぴょうの原料です。それ以外の用途は無い、そういう認識の人もいるでしょう。
我が家では、干さずに味噌汁の具になることもあります。
ふにゃっとした食感の具になるので、あまり存在感が無いんですけどね。